旧O邸を引き継げる、と連絡をいただき、打ち合わせ等もあり3度目の羽後町へ。もう雪が降り始めてます。改めて外観をまじまじと見つめてみましたが、なかなかワイルドです。
家を囲う白いトタンは、前の記事に書いた壁に立てかけた茅束の代わり。冬の積雪から家を守ります。
家の中も改めて確認。秋田の雪深い街で、出稼ぎしながら、懸命に人生を生きていたんだなぁ、と思います。
正面玄関から左手に厩、奥へと続く土間(ニワ)に、正面奥、引き戸の向こうはダイドコロ。
正面奥の「ダイドコロ」。現代の住宅では「居間」というべき役割を果たしますが、秋田の中門造りの民家ではそう言います。きっとかつてはここも土間で、地炉があり、しっかりと台所だったんです。
ここは2017-18年冬に雪下ろしができずに一部崩れてしまった、土蔵と母屋をつなぐ増築部分。
土壁も崩れて小舞が見えてます。
小屋裏部分。昨日の雪が溶けて一部雨漏りもしてます。